インタビュー エコハウスをつくる人々(4)- 橘建設株式会社

「昭和36年に創業ですから、もう創業54年になるのかな。昔は木造住宅が中心だったんですけれども、徐々に公共事業、主に紫波町、岩手県の建物を中心に手がける機会が多くなってきました。80年代には盛岡の『松園ニュータウン』という、岩手県で最初の団地を毎年10棟以上やってたんです」

紫波町で最も古い歴史を持つ建築業者である橘建設。橘冨雄さんは、職人堅気で有名だったお父さまの知識と経験を引き継いでお仕事を続けてこられました。

「建設業というか、ウチはやはり大工です。施工に関してはプロがたくさん揃っています。木造住宅こそ経験が一番生きるので、木造ならばお任せください」

若いころから規模の大きい現場、公共事業に多く携わってこられた橘さん、やがて建物だけでなく、地域や町のあり方にも興味を持ち始めます。

「このあたりには町有林があるんです。平成11、12年に小学校(紫波町立上平沢小学校)の校舎を木造にしたんですよ。あれもウチでやらせてもらったんですけど、あれが現在まで続くプロジェクトの発端ですよ。そのときに、前町長が、自然環境のことについても興味もって、紫波中央駅ができたことによって、一気に開発の機運が高まったんです」

その後、オガール周辺の土地の整備やいくつかの施設の建設にも携わりました。

「田んぼしかなかったんですよ。タヌキとヘビがすごかった! ここで測量する人間はね、びっくりして騒いでたんですから(笑)それが今じゃ、町になって」

現在は図書館やマルシェ、宿泊施設、役場庁舎などが充実し、公共事業は一段落したオガール。これからオガールに建てられていくエコハウスはどうなるのかが、橘さんの興味であり心配であるとのこと。

「ここに建つ家は、きっとこれからも良い家が建つと思います。建つ家のことは心配してないですよ。でもずっと長い事面倒みて、長い目で町を育てていかないと」

お隣の矢巾町でも開発が進んでいるそうです。矢巾町と紫波町とを結ぶ道路ができて交流が活発になることが橘さんの夢だと、熱く語っておられました。

「今だってココは住みよいところですけど、もっと住みよくなりますよ。そうなるにはまだまだ。俺もがんばりますよ!(笑)」

橘建設株式会社

事業区分 設計、工事監理、施工
所在地 桜町字大坪35番地1
電話番号 019-672-4411